初段まで一気に進め
白帯さんのうちは昇級審査をためらわず受けたほうがいいと思うんだ。
試験とかテストとか審査とか、そういうことはできるなら避けて通りたいのが人の常ですわ。
初段になってから本当の稽古が始まる。
それは初段になると本当の実力がつくという意味ではなく、初段で一応一通りの技を覚えたことになるからだ。
「正面打ち三教」「片手取り小手返し」等など、技の手順や形を覚えなければ稽古はできない。
昇級審査と聞くと反射的に「イヤ!受けたくない。」という人がいる。学生の頃、テストで苦労したのが思い出されるからだろう。合気道の審査は、100点満点を目指すものではないし、合否は重要ではない。出題される技をおぼえることが目的である。
また、「まだ技がうまくできないので、審査は受けられません。」と言ってくる人もいる。
いやいや、出来ないのが当たり前なのだ。有段者になっても、ウン十年稽古し続けても出来ないかもしれない・・・それが合気道だ。
初段になるまでは稽古日数を満たしたら即、しのごの言わず審査を受けることをおすすめする。
技の完成度に満足しないことが審査を受けない理由であるならば、昇級してからその技をじっくりと納得するまで繰り返せばいい。
審査のために稽古をするわけではないが、審査日までにと期間を設けて、集中して技を覚えることも良い刺激になると思う。昇級は新しい技を稽古するための通行手形くらいに考えてみてはいかがだろう。
「昇級は新しい技を稽古するための通行手形」と聞いて安心しました。
5級の審査を受けたことで、技を覚えられたし理解が深まった実感があります。9月に4級を受けたいので週3回稽古します。よろしくお願いします。
う〜残念。うー9月の審査には稽古日数が足りない。。。
焦らなくていいですよ。
あくまで個人的見解だからね。各々の目標や目的に応じて、審査を受けるか受けないか判断してね。