昇級昇段審査
あの、早く袴を履きたいんですけど、いつ履けますか?
審査を受けて初段になったら黒帯に袴を着けるようになります。
合気道の審査は試合の形をとらず、級・段ごとに定められた技を行い師範が採点します。無刀会の昇段・昇級審査委員長は本部道場指導部師範の関昭二先生です。年4回(予定)審査を実施し、審査日はその都度告示します。
審査内容は合気会本部道場の審査要項に準拠しつつ、無刀会で独自に作成したもので、毎回の稽古の中で行う基本技で構成されています。
原則として同じ級・段のものを相手に、審査員の「止め」がかかるまで同一技を左右、裏表と数回行います。
審査員は演武者の審査にあたっては、次の諸点にポイントをあててみています。
姿勢、間合い、心、気力の一致、技の①リラックス度、 ②タイミング、 ③スピード、 ④バランス(平衡度)、 ⑤呼吸力。
これに加え、上級になるとさらに「技」の品位が要求され、「技」の美しさ、豊かさも求められます。また技術面の外にも合気道に対する考え方や、合気道の精神面の理解度を示すために二段三段の受験者は感想文、四段の受験者は指定された課題の小論文を提出することになっています。
一般の部は五級から八段までとなっていて、「審査」と「推薦」」の二通りがあります。審査で取得できるのは四段までですが、推薦の場合は初段から八段までとなっています。
「規範 合気道」
技の手順を覚えるのはもちろん、基本の動き(入り身・転換・転回)が身に着いているかが大切よ。
自信ないなあ。僕、大丈夫でしょうか?
そんなに難しく考えないで、普段の稽古通りやれば大丈夫だよ。
初段まで何年くらいかかるものですか?
受験資格日数
5級 入会後30日以上
4級 5級取得後40日以上
3級 4級取得後50日以上
2級 3級取得後50日以上
1級 2級取得後60日以上
初段 1級取得後70日以上
弐段 初段允可後1年以上稽古した者(稽古日数200日以上)
参段 弐段允可後2年以上稽古した者(稽古日数300日以上)
四段 参段允可後3年以上稽古した者 (稽古日数400日以上,年齢22才以上)
無刀会では出稽古や行事への参加も考慮に入れます。
仕事の都合で週2回くらいしか稽古に来れないから袴を着けれるのは4-5年後かなあ。楽しみに頑張ります!
昇級昇段はゴールではなく、新しいスタートと捉えるといいよ。昇級昇段ごとに新しいスタート台に立って、新たな意気込みで稽古していこう。
やなぎさわ先生の袴をお借りして、たいきちくんに着せてみました。侍みたいで似合ってるわ〜。