受けのポイント其の一『「受け」はまず、攻撃する側であることを意識しているか。』

無刀会では「受け」を重視して稽古していることを以前にも取り上げましたが、これから数回に渡って稽古でのポイントを具体的に挙げていきます。

おいっす!先月入会したばかりのユータ51歳です。ブログ読者の皆さまどうぞよろしく。

先生、合気道は技をかける側が「取り」やられる側が「受け」でしたっけ?

受け=やられる ではありません。


合気道では技をかけられる側を「受け」と呼ぶから、単に受身をすればよいと勘違いしがちなのですが、剣術でいうと「打太刀」と同様の役割です。手をつかみに行くのも、面を打ちに行くのも攻撃です。

受けのポイント①

「受け」はまず、攻撃する側であることを意識しているか。

わかりました。思いっきりやります。

とはいえ、痛めつけるような強い力で打つ必要はありません。また、手刀★を相手に当ててからグイグイ押すような打ち方は取りの邪魔になるだけです。取りにさばかれなければ当たる間合いで正確に打ち込むことが重要です。
何もない所をつかむ人がいないように、相手に届かない打ち方はナンセンスです。届くように踏み込んで振り下ろしてください。

さまざまな間合いから打つことがありますが、はじめは一足の間合い★(一歩踏み込めば相手に届く距離)で稽古すると覚えやすいです。

★手刀(てがたな)・・・手を剣に見立てる

★間合い・・・自分と相手に対してとる、距離と位置と方向の関係をいう

新人ユータ

ユータさん、前のめりになって顔が出ていますよ。手刀を振り上げる際はヒジを折り曲げすぎないようにね。

打ち込む瞬間は一番安定した姿勢でなければいけません。肩の力を抜き、相手の中心に自分の中心を向けて、しっかり踏み込んで腰の入った姿勢をキープして振り下ろします。手先だけの打ちにならないよう心がけましょう。また振り下ろした後も常に良い姿勢と取りとの接点を保ち続けることが重要です。

「受け」は相手の力を受けてはじめて崩されます。ただ受け身だけをしに行かないようにしましょう。

【参考書籍】「DVD付 合気道パーフェクトマスター」植芝 守央 著  新星出版社
正面打ち・横面打ちの打ち方について詳しく書かれています。

次回予告、「手をつかみに行く時は◯◯側から」お楽しみに〜!

※この記事は、
合気道探究 第33号
 稽古覚書(4)「受け」のからだ、「受け」のこころ
 関昭二師範「相手の良さを、受けで引き出す」
     
をベースとしています。

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