三度の失敗
合気道無刀会へようこそ!
メダルラッシュが続いた東京オリンピックも閉会となりましたね。世界中から集まった驚異的な身体能力を持つアスリートばかりですから、どの競技もおもしろくておもしろくてテレビに釘付けでした。
うんうん、小梅も夢中で観戦しました!
今回初めてオリンピック種目に採用されたスケードボードでは、失敗すると相当な高さからコンクリートに落ちるのですが、選手達は猫のように柔らかく受け身を取っていてさすがだなあと感心しました。競技を続けると避けて通れないものが怪我ですが、それを最小限にすることもアスリートにとっては技術の一つではないかとスケードボードの受け身を見ていて思いました。
さて、ここからは私の怪我にまつわる失敗談です。
三級になり技の稽古もなれてきた頃、覚えた技をより早く威力のあるものにしたいと、肩を怒らせガチガチの力任せな稽古をしていました。
入り身投げの受けをとっていたとき、捌かれて踏み出した足の親指が道着の裾にひっかかり
「パキッ!」
と枯れ枝が折れた音と共に紙で指を切ったようなチクッとした痛み!!!
私は気づかずそのまま稽古を続け、帰宅後親指がかなり腫れたので病院にいって骨折と診断されました。
普通は気づきますよね。。。
その年だったか翌年、反対の足の親指が
「パキッ!」
前回と同じ技、原因で骨折し、それから道着の袖丈、スボンの丈に気をつけるようになりました。
二度痛い思いをしても学習能力の低い私は懲りません。
「力を抜いて」と度々注意をうけましたが、力を入れている自覚がないので、そのままの稽古スタイルで数年稽古を続けたある日、
「パキッ!」
今度は手の指を骨折。
なるほど骨折の原因はズボンの丈だけでなく力んだ力任せの稽古をしていたことがより大きかったと気づき、反省しました。
独りよがりな稽古のお相手をしてくださった方々には申し訳ない思いでいっぱいです。
合気道無刀会では怪我のない楽しい稽古を心がけています。
小梅は怖がりだから体が固まるのが悩み。怪我しないように身体の使い方を工夫しなきゃ。