合気道開祖植芝盛平翁ゆかりの地を訪ねて

北海道紋別郡遠軽町 モンベツグンエンガルチョウ

2019年9月、台風の予報をニュースで見たが
半年前から計画していた北海道知床一泊二日の旅行に出かけた。

現地は快晴ながら東京は台風15号接近で帰りの便は欠航。
そうとは知らず、もしやと思い観光を中断して早めに空港に向かったが、すでに遅し翌日の便は満席。😭

なんとか翌々日の最終便を確保し二日も予定外の時間ができたので、これ幸いに遠方のため観光予定に入れなかった開祖植芝盛平翁ゆかりの地白滝(現在の紋別郡遠軽町)に向かうことにした。


ネットで石碑がある事は知っていたが場所がわからないのでとりあえず白滝に向かう、
北見から白滝へはR39を西→R242を北→R333を西のルートで向かったが山あり谷ありとにかく遠い。

白滝には遠軽町埋蔵文化財センター(遠軽町白滝ジオパーク交流センター 〒099-0111 北海道紋別郡遠軽町白滝138−1)があり

その駐車場には『愛』の盛平翁顕彰碑がある。

合気道開祖植芝盛平翁顕彰碑

センター内の一室では開祖自筆の掛け軸が飾られている。

入植当時の開祖、釣りを楽しむ開祖、村議会議員になった時の開祖の写真などが展示されていた。

明治45・大正元(1912)年 紀州団体54戸(総代人・植芝盛平)が白滝、上白滝に入植。

この時盛平翁は29歳という若さで総代人(団長)を務めていることに驚く。

下の写真は開祖の愛用品の鉄扇だ。

感想は『これが鉄扇?鉄の短い警棒では?』中の扇子部分がない鉄のかたまりであり武器の類いに感じたが、開祖は村議会議員として白滝から遠軽町へ馬で通っていたそうで、野生動物から身を守る必要があるとすれば当然必需品であったはずだ。

扇子といえば、暑い季節にパタパタ仰ぐこれ↓

あれ?開祖の鉄扇は仰げないの?!

鉄扇は閉じた状態の扇子の形をした鉄でできた武器である。
武士の護身具として、刀を持てない場所などにおいて携帯した。
江戸時代の鉄扇は、武器として中の扇子部分がなく開かないものが主であった。
明治時代から中に扇子部分がついたものも作られるようになった。

遠軽町埋蔵文化財センターからR333を西へおよそ3kmほど進むと進行方向左手の何もない草原の中にポツンと『ゆかりの地』石碑があった。

ただただ感慨深い・・・
北見市から長いドライブで見つけたからか、
または単純にミーハーか、

とにかく例年にない暑い北海道なのにこの地が涼しいがゆえ、容易に冬の開拓生活の厳しさを想像できた。
満足な防寒着もなく温暖化の今より気温の低いこの地で生きていられるって『人間って意外と強いな~』バカっぽいけど正直な感想だ。

帰りは、白滝ICから旭川紋別自動車道で遠軽町まで行ったので往路よりは楽だった。


 産経ニュース2015.2.28 13:00 

「1日に2本だけ…秘境駅中の秘境駅「上白滝」は鉄道ファンなら誰もが知る聖地」という産経の記事を見つけた。その中に下記の一文がある。

合気道のゆかりの碑と上白滝神社があるが、そのどちらも深い雪のなかで、近付くことさえできない。雪解けまで仕方がないのだろう。

産経ニュース2015.2.28 13:00 

やはり想像通り、現代でも冬の厳しさは相当なものだ。

やなぎさわの北海道旅行記でした。北海道はとてもいいところなのでまた行きたいなあ。
ではまた近いうちに!

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