名称が「合気道 無刀会」に変わりました
ビッグニュースです!
当会はこの度正式に公益財団法人合気会の登録道場として認定されました。
めでたい!!!
これを機に、会の名称を変更することにしました。旧名、「新宿合気道同好会」も気に入ってはいましたが、長くて言いにくいし、近隣の合気道の会と紛らわしかったので。
メンバーに愛着を持ってもらえる名称にとの思いであれこれ考えた末
「合気道 無刀会」
に決定!
【無刀】とは・・・刀を帯びていないこと。まるごし。
徒手や素手といった意味なので、合気道の会の名称にぴったりだと思ったからです。
「無刀」といえば剣術の柳生新陰流で「無刀取り」というのがあります。
「無刀取り」
無刀取りとは映画やテレビでやるように両手で相手の太刀をはさみこんで、もぎ取るようなやり方ではない。「とる」ということは柔道で一本とるというように「勝つ」ということで無刀で勝つことである。
出典 たのもうや@武道具店 剣道用語辞典
これは柳生石斎の創始にかかるものであるが、その子宋矩は次のようにいっている。
一、無刀取りとは必ずしも相手の刀を取らねばならぬことではなく、自分が無刀の折に相手を制する技である。
二、相手を恐れず敵の間合いのに入り「切られて取る」覚悟がコツである。
「たんだ踏みこめ神妙の剣」というのが柳生流の秘剣中の秘剣といわれているが無刀取りはその精神の極致を発露したものである。
合気道に相通じるよね。
「合気道 無刀会」かっこいい〜気に入ったわ。
「無刀の位からの出発」
故藤田昌武師範がよく言われた言葉です。無刀(むとう)とは読んで字の如く、刀が無い、刀を使わないという意味で、位(くらい)とはレベルだそうです。藤田先生は、武器取りの武器も体の延長と思って捌けば良い。一方、攻撃する側のたしなみとして、剣・杖については最低限の扱い方を知っていれば良い。剣をやりたければ剣の道場、杖をやりたければ杖の道場へ行けば良い。そして我々は合気道をすれば良い。合気道は「無刀の位から出発する」と言われます。この言葉は開祖が言われた言葉ではなく、永年開祖の身近でお世話をしていた藤田先生が考えられた言葉だそうです。剣の柳生新陰流においても最高のレベルは、刀を使わない無刀だそうです。合気道は殺し合いの技術ではなく、神武不殺(破るなかれ殺すなかれ)を基本とする武道であると藤田先生は説明されます。
開祖ご自身は剣、杖の稽古をされていたが、昭和17年以降、門弟に剣・杖の稽古をさせなかったそうです。例外は岩間で先生のお相手をされていた斉藤先生だけだったそうです。三十一の杖と言うのは開祖が作られたものではなく、斉藤先生がまとめられたものだそうです。他にも藤平先生、西尾先生等開祖直伝の先生方も開祖との剣・杖の稽古をそれぞれ研究され、独自にまとめられたのだそうです。
しかし、開祖の最後の内弟子の一人である藤田先生達は、開祖から剣・杖の稽古を習っておられないそうです。習っていないどころか時々当時の先輩達と組剣等をやっていると、開祖に大変叱られたそうです。その真意は開祖に聞かなければなりませんが、直接開祖に聞く人は誰もいなかったようです。藤田先生は開祖の日頃のお言葉から、合気道は神武不殺の達人の技をめざし、それゆえ合気道は無刀の位と理解されたのだそうです。
さらに、合気道は全くの初心者もこの最高レベルである「無刀の位から出発」して稽古をするのだから難しい。しかし、それが合気道であると言われます。
出典 合気道 八千代円明会 「合気道研鑽・上達への道」
へえー「合気道 無刀会」益々気に入ったわ。
自分の所属する会の名称に愛着をもてるっていいですよね!? 会員の皆さんに気に入ってもらえたら良いのですが。
合気道無刀会どうぞよろしくお願いいたします!